冬の入浴中の事故に要注意!

2021年11月30日

体を温め、1日の疲れを癒してくれるお風呂。しかし、11月から4月にかけての寒い季節、入浴中に気を失い、浴槽の中で溺れる事故が多くなります。特に高齢者は注意が必要です。入浴中に溺れて亡くなる方は、交通事故で亡くなる方より多くなっています。どうしたら入浴中の事故を防げるのか。ポイントを紹介します。

 入浴中の事故は、持病や前兆がない場合でも起こるおそれがあります。「自分は元気だから大丈夫」と過信せず、「自分にも起きるかもしれない」という予防意識をもちましょう。高齢者の方だけでなく、家族みんなで、次の6つの対策を心がけましょう。

(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
(2)湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にする
(3)浴槽から急に立ち上がらない
(4)食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
(5)お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける
(6)家族は入浴中の高齢者の動向に注意する