ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分で作られ、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」にもとづくさまざまな厳しい基準や規制をクリアしたお薬です。

効き目や安全性が新薬と同等であると認められてから発売されます。開発にかかる期間は、新薬が9~17年。一方で、ジェネリック医薬品は、3~5年と短い期間で開発できます。期間が短い分、開発にかかるコストも大幅に抑えられるため、国(厚生労働省)が価格を新薬の約2~5割に設定しているのです。

ジェネリック医薬品は世界中で普及しています。アメリカ、イギリス、ドイツなど欧米諸国では医薬品の大部分がジェネリック医薬品を利用しています。

日本の国民医療費 は高齢化社会に伴い国民所得を上回る勢いで増加しています。このような状況の下、ジェネリック医薬品は薬剤費を抑えることができるので、積極的な使用が国により推進されています。