インターネットの悪用による被害に遭わないために

2024年03月18日

インターネットを悪用した手口によるトラブルが後を絶ちません。個人や家庭では、パソコンやスマートフォンを通じた架空請求やワンクリック請求、企業や団体などでは、標的型攻撃メールをきっかけにしたウイルス感染や情報漏えいなど。そこで、インターネットを安全・安心に利用するため、家庭や職場などで心がけるべきサイバーセキュリティについて紹介します。

◆架空請求

身に覚えがない、あるいは契約したことがないにもかかわらず、「有料サービスを利用した」「有料の会員に登録した」などとして金の支払いを請求されるものです。請求の際に、「期限内に支払わなければ延滞金が生じる」「未払いならば訴訟を起こす」などと不安をあおられ、支払いを急かされることが多くみられます。架空請求は、電子メールを用いるものが大半です。

◆ワンクリック請求

特定のウェブサイトにアクセスしたり、電子メールに記載されたリンク先(URL)にアクセスしたりした後に、ワンクリック請求ウェブサイトの利用規約に同意することを意味する「はい」や「Yes」ボタンをクリックすることで、「有料サービスを利用した」「有料会員への登録が完了した」などという料金請求画面が表示され、利用者を慌てさせ、サイト使用料の名目でお金を支払わせようとするものです。

ワンクリック請求の被害は、パソコンを中心に発生していましたが、近頃はスマートフォンやタブレットで被害に遭うケースも増えています。
特にアダルトサイトや出会い系サイト、ゲーム攻略サイト、動画サイトなどが入口となり、ワンクリック請求サイトに誘導されることで起こっています。また、ブログやSNSから誘導された先のサイトが入口になったり、メールに記載されていたURLが入口になったりするケースもあります。