冬は特に注意して! ノロウイルスによる食中毒

2022年01月11日

食中毒が起こるのは夏だけ? いいえ、違います! 実は冬にも多発していて、特に注意が必要なのがノロウイルスによるものなんです! しかも、ノロウイルスには一般的なアルコール系消毒では効果がやや弱いとする報告も・・・。

食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。食中毒を防ぐためには、細菌の場合は、細菌を食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」という3つのことが原則となります。 

 腸管出血性大腸菌などの食中毒を引き起こす細菌は、食品の中で自ら増殖しますが、ノロウイルスは食品の中では増えません。食品に付着したノロウイルスは少量でも、人の体内(腸管)に入ってから増殖し、吐き気、おう吐や下痢などの症状を引き起こします。
ノロウイルスによる食中毒を防ぐポイントは、ノロウイルスを「持ち込まない」「つけない」「やっつける」「拡げない」の4つです。