夏風邪ヘルパンギーナに注意

2023年07月18日

ヘルパンギーナとは、ウイルスなどに感染することによって、発熱・喉の痛み・口腔こうくう粘膜の水膨れなどが現れる病気のことです。主に小児の間で夏に流行しやすく、いわゆる"夏風邪"の一種とされています。青森県では医療機関に警報を出して注意を呼びかけています。

ヘルパンギーナは小児の間では比較的よく見られる感染症です。口の中にできた水疱すいほうが唾液などの刺激で破れるため強い痛みを引き起こし、十分な飲食ができなくなることで脱水症状に陥るケースも少なくありません。また、重症化すると髄膜炎や心筋炎を発症することも知られています。 感染後、発熱を伴う喉の痛みが現れます。また、同時に口の中の粘膜には直径1~5mm程の水膨れが形成され、発熱や喉の痛みは発症して2~4日ほどで自然に改善していきますが、口の中にできた水膨れは飲食や歯磨き、会話などで口を動かすことが刺激となって破れ、潰瘍かいようとなります。潰瘍となった水膨れは非常に強い痛みがあり、特に飲食物の刺激で痛みが増すのが特徴です。