花粉症で悩む皆さま! 早めの治療や予防行動を!
花粉の飛散時期は、樹木や草花の種類によって異なりますが、夏から秋頃にかけてはスギ花粉の飛散量が少ない時期です。個々人でできるスギ花粉症への対処法は、花粉を回避すること、対症療法、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法、皮下免疫療法)等があります。このうち、アレルゲン免疫療法は、特に対症療法では効果が不十分なかたに推奨されるものであり、スギ花粉が飛散していない時期から治療を開始する必要があります。く
マスクの着用
マスクをつけることによって、通常のマスクでも花粉をおよそ70%減少し、花粉症用のマスクでは、およそ84%の花粉を減少させる効果があるとされています。顔にフィットし、息がしやすいもの、衛生面からは使い捨てのもの、性能的な面からは不織布のマスクがおすすめです。
メガネを着用
花粉症用のメガネも販売されていますが、通常のメガネを使用するだけでもメガネをしていないときより、目に入る花粉量は減少します。コンタクトレンズを使用している人は、コンタクトレンズによる刺激が、花粉によるアレルギー性結膜炎を悪化させてしまうので、メガネに替えたほうがよいと考えられています。
花粉が付着しにくい服装
外出時は、ウールなどの花粉が付着しやすい衣類は避け、綿、ポリエステルなど花粉が付着しにくい衣類を選びましょう。また、頭と顔は花粉が付着しやすい部分ですが、帽子をかぶることで、頭への花粉の付着量を減らすことができます。
花粉が飛んでいるときでも、室内の換気が必要な場合があります。換気時は窓を全開にせず、10cm程度にし、レースのカーテンをすることで、流入する花粉を減らすことができます。流入した花粉は床やカーテンなどに多数残っているので、掃除やカーテンの洗濯をしましょう。
室内には、衣類や髪の毛などに付着して花粉が持ち込まれたり、換気時に窓から花粉が入ったりして、たくさんの花粉が残っています。こまめに掃除機をかけ、室内の花粉を減らしましょう。