小さなお子さんのいるご家庭へ 定期予防接種は遅らせずに受けましょう
2025年04月14日
予防接種とは、感染症の原因となるウイルスや細菌などの病原性をなくしたり弱めたりした「ワクチン」を接種することで、その病気に対する抵抗力(免疫)を獲得して予防するための手段です。抵抗力を身につければ、一般にその病気にかかりにくくなり、また、病気にかかってしまっても重症となることを防ぐことができます。
定期予防接種は、病気ごとに定められた接種期間がありますので、適切な期間内に忘れないように接種することが大切です。0歳から接種を始めるワクチンも複数あります。赤ちゃんは生まれてしばらくのうちは母親からもらった免疫で守られていますが、その免疫は次第に減っていくため、感染症にかかりやすくなります。赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性が高まります。
小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんの予防接種の時期を確認し、時期を逃さず、予防接種を受けさせるようにしてください。
[0歳から接種を始めるワクチン]
- ロタウイルスワクチン
- 5種混合ワクチン(百日せき、ポリオ、ジフテリア、破傷風、Hib感染症)
- こどもの肺炎球菌ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- BCGワクチン(結核)
[1歳以降に接種するワクチン]
- 麻しん・風しん混合
- 水ぼうそう
- 日本脳炎
- DTワクチン(ジフテリア、破傷風)
- HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス感染症)
お子さんの予防接種の時期については、お住まいの市区町村にお問い合わせください。また、下記のウェブサイトでも確認することができます。
- 国立感染症研究所「予防接種スケジュール」
- 公益社団法人日本小児科学会「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」
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