知っていますか? 一般用医薬品の3つの区分

2025年12月08日

病気やケガの治療などで大切な役割を果たす「薬」。しかし、薬は効き目(効能・効果)だけでなく、副作用という「リスク」も併せ持っています。重い症状では死に至ることも。そこで、薬を安心して使うためには、薬に関するリスク、正しい使い方や保管方法を知ることが大切です。そして、薬の服用履歴が分かる「お薬手帳」や、薬について身近に相談できる「かかりつけ薬剤師・薬局」を持つことも有効です。この記事では、知っておきたい薬の基本をご紹介します。

  • 第1類医薬品は、副作用などのリスクがあり、特に注意が必要なもので、販売する際には薬剤師が医薬品に関する情報提供をすることとされています。例としてはH2ブロッカーを含む胃薬や一部の毛髪用薬などがあります。
  • 第2類医薬品は、副作用などのリスクがあるもので、販売する際には薬剤師又は登録販売者(注)が情報提供をすることとされています。かぜ薬や解熱鎮痛薬、胃腸薬などの多くがこれに当てはまります。
  • 第3類医薬品はそれ以外の一般用医薬品で、薬剤師又は登録販売者により販売されます。ビタミン剤や整腸薬などがこれに当たります。薬剤師又は登録販売者のいるコンビニエンス・ストアやインターネットなどでも販売されていました。