ジェネリック医薬品とは?先発医薬品の特許が切れた後に、それと同じ有効成分で製造・販売される医薬品

2025年12月15日

医薬品には、一般の薬局・薬店で販売されている「一般用医薬品」と、医療機関で診察を受けたときに医師から処方される「医療用医薬品」があります。さらに、「医療用医薬品」には、新しく開発・販売される「先発医薬品(新薬)」と、先発医薬品の特許が切れた後に先発医薬品と同じ有効成分を同量含み、他の医薬品メーカーにより製造・販売される「後発医薬品」があり、後者を「ジェネリック医薬品」(※)とも言います。
※欧米では一般名(generic name)で処方することが多いため、「ジェネリック医薬品」と呼んでいます。

ジェネリック医薬品は欧米では広く普及しており、その数量シェアは、アメリカでは90%以上、ヨーロッパでも60%から80%となっています。日本における数量シェアも、令和元年(2019年)9月現在で約77%(※)まで進展しています。
厚生労働省では平成25年(2013年)4月に、ジェネリック医薬品の『安定供給』『品質に対する信頼性の確保』『情報提供の方策』『使用促進に係る環境整備』などの取組内容を盛り込んだ「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」[PDF:1.18MB]を策定し、現在、令和2年(2020年)9月までに数量シェアを80%とすることを目標に、ジェネリック医薬品の普及を都道府県や医薬品メーカー、保険者などと共に進めてきたところであり、今後も取組を進めていきます。特徴をご理解いただき、ぜひジェネリック医薬品をご活用ください。